●梶川銘●蒔絵●香盆●諫鼓●諫鼓蒔絵●螺鈿●梨地●梶川●江戸期
徳川家のお抱えの蒔絵師一派『梶川』銘の、諫鼓(かんこ)蒔絵の香盆です。
立体的な高盛り部分も密度が高く、非常に精緻な造りで、高盛りに有りがちな経年劣化で浮いて剥がれるような気配すら有りません。
太鼓の胴の木目も目を見張るばかりの表現技術で、蔦に配された螺鈿も上品で赤い実も愛らしく、なかなかお目にかかれない、非常に上質な蒔絵です。
状態も良く、若干の薄い擦り跡などは御座いますが、特にキズというほどの物は御座いません。
桐箱は部分的に傷みが有ります。
サイズ : 24.5✗22.4✗1.8cm
付属品 : 桐箱
●諫鼓(かんこ)」とは
中国の故事に由来する言葉で、君主への諫言(いさめること)を促すために設けられた太鼓のことです。優れた政治が行われたために誰も諫鼓を打たなかった結果、その太鼓に苔が生え、さらには鶏が止まるようになったという故事から、「諫鼓鶏(かんこどり)」として、天下泰平の世の中の象徴とされています
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